
高岡の劇場のロビーにズラリと並んだ公演ポスター。
全て俳優座の公演ポスターです。
今まで高岡に来た俳優座公演の全てのポスターが貼ってありました。
嬉しいお出迎えです。
手前から奥に向かって古いものになるので、共演者達と、
「あぁ~、これも来てたのか。」とか、
「若いなぁ~。」等々。
私が最初に高岡に来た公演は、奥から3枚目でした。
「結構最初の方から来てる。」
なんて思ったら大間違い。
実は、この裏側にもポスターがびっしりと貼ってあって、そちらの方がもっと古いんです。
最初どころか、半分にすら入っていません。
高岡の鑑賞会は今年で40周年、俳優座は今年で65周年ですから、当然なんですけどね。
古ければ良いってものでも無いですし、新しければ良いってものでも無い。
熟成と新鮮。
どちらも美味しいはずです。
要は、どれだけ敏感な舌を持っているかどうか。
イメージ通りに作れる腕を持っているかどうかです。
正しいと間違いの境界線が曖昧な仕事ですが、
ただ、今、私が高岡にいられるのは、自分の力だけでは無い事だけは間違いありません。
ではまた。
写真の十二夜のポスターが
懐かしいです。それに去年の今頃は
わくわくしながら、夕夜さん達俳優座のお芝居と月光くんの無事の誕生を
待ってたことを、思い出しました。
思い出したといえば、後半の夕夜さんの件に、スコットランドのシングル
モルトウィスキーを造ってる
職人さんの言葉が浮かんできました。
ある本で読んだのですが、
『頭であれこれと考えちゃいけない。
能書きもいらない。値段も関係ない。
・・・年月が得るものもあり、年月が
失うものもある。蒸留が加えるものも
あり、引くものもある。それはただ
個性の違いに過ぎない。』
観る側の私もその個性を味わう舌を
肥やさねば。
では、旅公演の無事を祈っています。