
原宿寄りのスタジオだったので、原宿駅から歩いてみたりして。
渋谷は、空の無い東京の代表のような街ですが、明治神宮の杜と代々木公園の森を抱えるこの辺りは、木々の上に空が広がっています。
時刻はちょうど夕方。
黄昏時と言った方がしっくり来ますね。
以前、この「たそがれどき」の語源を聞いた事があります。
「誰かいるのはわかるけれど、それが誰だかわからない時。」
誰ぞ彼。
たれぞかれ。
たぞかれ。
黄昏。
昔の人の言語感覚の美しさを改めて感じます。
仕事を終えてスタジオを出ると、すっかり暗くなっていました。
とはいうものの、場所は渋谷。
クリスマスイルミネーションも華やかに街がキラキラ輝いています。
渋谷に出るか原宿に出るか一瞬考えて、原宿に向かう事にしました。
代々木公園に添って歩くと、先ほどは気が付かなかった森の暗さに驚きます。
車のライトや街灯もあるのですが、街の輝きを見た直後のせいか、はたまた森独特の気配のせいか、暗い木々の中で何かが囁きあっているみたい。
振り返れば夜空まで染める渋谷の輝き。
そしてまた振り返れば、森の奥からの囁き。
た・れ・ぞ・か・れ
閉めたはずの扉がほんの少しだけ開いていた気分です。
ちょうど指が引っかかるくらいに。
ちょうどギョロリと覗けるくらいに。
何だか書いているうちに、どんどんホラーに引っ張られてしまいました。
一人で部屋で読んで下さっている方、ごめんなさい。
今、振り返れないですよね。
だってたぶん、扉が少しだけ開いていますから。
なんてね。
ごめんなさい。
ガラリと話しを変えます。
今日、同じ俳優座の小山力也氏と一緒の仕事だったんです。
なんと、今日はリッキーの誕生日だそうです。
おめでとう!
リッキーは今、来年の俳優座正月公演に向けて稽古中。
作品は、「村岡伊平治伝」で、リッキーは村岡伊平治役です。
お時間がある方は、是非、六本木の俳優座劇場にいらして下さいませ。
遠くに灯る東京タワーの灯は、バースデーキャンドルですね。
ではまた。
戸締まりはしっかりと。

黄昏どきの画像、お綺麗です(^-^)
そしてお話、お勉強になりました。
忘れないように覚えなきゃ…。
読んだのがお昼でよかったです。
閉め忘れてて本当に扉が少し開いてました…ちょっとだけ怖かったです…;