
その本拠地は、六本木。
あちこちから東京タワーの見えるこの街で、今、舞台公演の稽古中です。
今日から立ち稽古でした。
今年最後の舞台公演は、中部北陸を巡る旅公演。
演目は、藤沢周平さん原作の「三屋清左衛門残日録~夕映えの人~」です。
私は、清左衛門の息子の三屋又四郎役。
武士で、あなたで、お兄様で、家督を継ぐ者。
殺陣もあるので、しっかりやらないと。
大怪我をしますからね。
既に100ステージ以上公演しているこの作品ですが、稽古をする度に新しい発見があります。
特に、物言わぬシーン。
目で交わす会話、秘めた想い、後ろ姿。
言葉以上に深く伝わるもの。
稲妻のシーン好きだなぁ~。
銀のラインは水平線か、この世とあの世の境目か。
着物姿の女性達の艶。
腰に人殺しの道具を持ち歩いている男達の凛。
約3週間の短い旅ですが、今回はどんな出会いがあるのでしょう。
楽しみ!
中部北陸の皆様、宜しくお願いします。
楽しみを倍増させる為にも、今は稽古に励みます。
旅公演中は、しばらく東京タワーともお別れです。
もう何年も見続けている東京タワー。
稽古が上手くいっている時には暖かな光に思え、ダメな時には冷たい光に思えます。
でも、変わるのは私の気持ち。
物言わぬタワーの光は変わらない。
なんて思っていると、変わったりして!!
こんな姿も持っています。
やるなぁ~東京タワー!
タワーに負けないように、頑張ろう。
否、楽しもう。
ではまた。
