今日、俳優座公演、『金魚鉢の中の少女』を、観に行って来ました。

その後、表参道を通ったら、メロンパンが座っていました。

‘らしい’って、難しいですね。


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この作品は、モーリス・パニッチの作品。

ですから、翻訳劇です。

そして、俳優座の公演。

ジャンルで言えば、ストレートプレイ。

ですが、起承転結がハッキリしているような作品ではありませんでした。


今年の1月に公演した、『赤ひげ』

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          (撮影、蔵原輝人)

こちらは、鬘でもわかるように、和物。

ジャンルは、やはりストレートプレイでしょう。

そして、俳優座の公演。


『赤ひげ』の公演後、古くから俳優座後援会に所属して下さっている会員さんに、

『‘赤ひげ’も面白かったけれど、俳優座らしい翻訳劇も観たいね。』と、言われました。


今日の芝居は、翻訳劇。

ですが、この方の仰っている翻訳劇とは全く違ったものでしょう。

‘俳優座らしい翻訳劇’とは、シェイクスピアやチェーイホフの作品という意味だと思います。


以前のブログで少し触れた、『十二夜』

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これは、シェイクスピアの作品です。

(因みに、右側が私。女性と双子の役なので、少々女性っぽいメイクをしています)

そして、起承転結がハッキリしています。

ですが、歌で綴った演出でしたので、ストレートプレイとは言い難いでしょう。


3作品とも全て、俳優座公演。

俳優座‘らしい’




表参道に座る、メロンパン。

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その正体は、マクドナルドの宣伝でした。

メロンパンも売り始めたんですね。


ハンバーガーは、マクドナルドらしいですが、メロンパンは?

やがて、‘メロンパンと言えばマクドナルド’となるのでしょうか。


流れゆく時間の中で、

今の時代らしい。

マクドナルドらしい。

俳優座らしい。

内田夕夜らしい。

自分らしい。


‘自分’って?


難しいですね。



ではまた。