2008年07月

ふるさと

辞書によると、‘ふるさと’とは


生まれた地。

育った地。

古くから馴染んだ地。


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夜景の光。

この街は、妻の、ふるさとです。

彼女が生まれ育ち古くから馴染んだ地。



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朝焼けの光。

この街は、我が子の、ふるさとになります。

我が子が生まれる地。



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私は、この街の、かき氷の注文の仕方すら知りませんでした。


ふるさと。


今はまだ、おこがましくて、そう呼べないけれど、いずれ呼びたい。

我が子が生まれ、父から、親になって行く時間と共に、この街を、ふるさと呼びたい。


妻のお腹、だいぶ大きくなりました。


ではまた。


みとさん、天使が舞い降りましたね。
おめでとうございます。

無限の住人

かなり前のブログで、「とあるアニメ」と書いた作品。

それが、「無限の住人」です。


今日、その放送開始記念&打ち上げがありました。

初めて記事にするのに、既に打ち上げなんです。

いつ情報解禁のお許しが出たのか分からないまま、今日に至ってしまいました。


この、「無限の住人」は、アニメ化不可能と言われていた作品なんです。

何故かというと、言葉を選ばす言わせてもらえば、かなりドロドロでグロテスクなシーンが多いから。

今日の打ち上げでも、多くの方が、「決して地上波では放送出来ない作品。」と仰っていました。

もちろん、その事を誇りとして。


放送は、ATXにて。

私は、真理路という役です。


あまり配役されないタイプの役だったので、戸惑った部分もありましたが、とても楽しませて頂きました。

楽しめた大きな理由の一つが、共演者が凄い方ばかりだったから。

因みに、今日、いらしていたのは、こんな方々。

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手前左から、浪川大輔さん、佐藤利奈さん、豊口めぐみさん、三木眞一郎さん。

そして、この写真を撮って下さったのは、小西克幸さん。


本当に凄い方ばかりでした。



今日の打ち上げでは、ちょっとばかりラッキーな事が。

ビンゴで、ATX賞をゲットしました。

私、ビンゴって、ほとんど当たった事がないんですけどね。


この賞をゲット出来たのは、‘ビンゴマン’のおかげです。

ビンゴマンとは、ランダムに出て来る数字を念力で操る男。

今日のビンゴマンは、この方!

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小西克幸さんでした。

相変わらず、大らかな方です。


ではまた。

ザ・ホスピタルに出会えて

今日、リアルタイムで、38話の放送を観ました。

そして、次は、39話。

いよいよ、「ザ・ホスピタル」最終回の放送です。



「ザ・ホスピタル」の収録は、毎週水曜日でした。

水曜日には、‘スー・イーホア’を頭の何処かに置きながら家を出て、お水を買って、スタジオに入る。

そして、いつものメンバーとゲストメンバーに挨拶をして、左から2番目のマイクの前に座る。


そんな10ヶ月でした。


「ザ・ホスピタル」の収録が終わってから暫く経ちますが、未だに、水曜日は「ザ・ホスピタル」の収録日という気がします。


いよいよ放送も最終回なんですね。



最終回の収録には、グァン・シン役の小林さん、チュウ・チンチョン役の木下さん、そして私の三人とも、真っ白なシャツで臨みました。

単なる偶然なんですけど、そんな偶然が愛しかったです。


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10ヶ月。

この記事を書こうと思ってブログを読み返してみると、最初に、「ザ・ホスピタル」の記事を書いたのが、昨年の9月30日。

キーワードは、‘純粋’でした。

この‘純粋’は、結局最終回まで関わってきましたね。

最初と同じものではなく、別のものでもない、‘純粋’となって。

形と位置を変え、大きさも相対的には変わったと言えるでしょう。



「弟1話」のブログで書いた、スー・イーホアの‘笑い方’と、‘呼吸’。

‘最低でも4種類の笑い方がある’と書きましたが、4種類以外にも無数の笑い方がありました。


それから、‘吸ってちょっと吐いてから喋る’。

これは、ジェリー・イェンさんのクセかな?と思ったんですが、違いました。

インタビューに答えていらっしゃる時には、ありませんでしたから。

これは、ジェリー・イェンさんがスー・イーホアを演じる時のクセ。

言うなれば、スー・イーホアのクセです。

始めの頃は、中々合わなかったけれど、後半には、どんな演技の時に、そのクセが出るか、‘クセのクセ’のようなものが分かってきたのが嬉しかったです。


ジェリー・イェンさんとは、スー・イーホアを通して、10ヶ月を共にしてきました。

最終回の中に、その10ヶ月を特に感じたシーンがあったんです。

それは、スー・イーホアが、長めの語りをするシーン。

語りですから、それを喋っている時の、スー・イーホアの顔は見えません。

でも、

今、微笑んでるとか、

今、上を向いてるとか、

今、目をつぶってるとか、

わかるんです。

わかる気がするんです。

「あぁ、これが、ジェリー・イェンさんと私の10ヶ月なんだなぁ~。」なんて、一人で感じていました。


‘笑い方’も‘呼吸’も‘語りも’、懐かしいです。


懐かしいといえば、内緒にしていた、‘2番目のマイクを選んだ理由’も、今となっては懐かしいです。

私が、2番目のマイクで、スー・イーホアを演じた理由は、相手役との距離を近付けたかったからです。

スタジオには、マイクが4本あり、2番のマイクに入れば、相手役が1番に入っても、3番に入っても、隣りで出来ます。

1番と4番の遠いマイクで演じるのも、2番と3番の近いマイクで演じるのも、些細な違いしか無かったのかもしれませんが、その些細さえ味方にしたかったんです。

結局、最終回まで2番マイクだったなぁ~。

懐かし~い。



海外ドラマの中には、「最終回は、パート2への始まり。」という作品もあります。

でも、「ザ・ホスピタル」は、最終回は最終回。

もう二度と、あのメンバーが集まる事はありません。

最初から分かっていた事ですが、やはり寂しさを感じます。

しかし、出会えなかった寂しさに比べれば、満面の笑み。

それに、「ザ・ホスピタル」に出会って得たあらゆるものは、私の中に残り、次に繋っていきます。

仕事は勿論、プライベートにも。

繋る限り、最終回はまだまだ先。

今は、そんな気持ちです。



私が、「ザ・ホスピタル」に出会えた事は、本当に運が良かったんだと思います。

「ザ・ホスピタル」という作品に、この作品を通して出会えた多くの人々に、心から感謝します。

ありがとう。

一生忘れない作品です。



最後に、今も、DVD作成等をして下さっているスタッフの皆様、暑い日々の中、お疲れ様です。

どうぞ、頑張って下さいませ。

ありがとうございました。


ではまた。

久し振りのGSG9

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『GSG9・スペシャルユニット2』の、マヤ役、安達まりさんです。

GSG9ネタは、久し振りですね。


何故久し振りか。

何故、今日、安達さんの写真か。


理由があるんです。

でも、ネタバレに繋るので...止めておきます。



GSG9に関しては、かなり色々あります。

えっ! と思うような事が。


ストーリーそのものに関する事や、ストーリーには関係無い、ドイツの制作サイドの事情まで。


我々声優陣には、演出サイドから、知らされる事もあり、知らされない事もあります。

でも、知らされていない事があるって事は知ってしまうのですよ!

ですから、色んな憶測が飛び交ったりしています。

意味ありげな台詞、目線、カット割りがあったりすると、もう大変。

あーでも、こーでも。

意外と、あーでもが当たっていたりして。


もしかしたら、我々に、あーでも、こーでも考えさせる事も、演出サイドの狙いなのかな...。


とにかく、私の役、コニーは大変な事になっています!


ではまた。

らしい

今日、俳優座公演、『金魚鉢の中の少女』を、観に行って来ました。

その後、表参道を通ったら、メロンパンが座っていました。

‘らしい’って、難しいですね。


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この作品は、モーリス・パニッチの作品。

ですから、翻訳劇です。

そして、俳優座の公演。

ジャンルで言えば、ストレートプレイ。

ですが、起承転結がハッキリしているような作品ではありませんでした。


今年の1月に公演した、『赤ひげ』

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          (撮影、蔵原輝人)

こちらは、鬘でもわかるように、和物。

ジャンルは、やはりストレートプレイでしょう。

そして、俳優座の公演。


『赤ひげ』の公演後、古くから俳優座後援会に所属して下さっている会員さんに、

『‘赤ひげ’も面白かったけれど、俳優座らしい翻訳劇も観たいね。』と、言われました。


今日の芝居は、翻訳劇。

ですが、この方の仰っている翻訳劇とは全く違ったものでしょう。

‘俳優座らしい翻訳劇’とは、シェイクスピアやチェーイホフの作品という意味だと思います。


以前のブログで少し触れた、『十二夜』

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これは、シェイクスピアの作品です。

(因みに、右側が私。女性と双子の役なので、少々女性っぽいメイクをしています)

そして、起承転結がハッキリしています。

ですが、歌で綴った演出でしたので、ストレートプレイとは言い難いでしょう。


3作品とも全て、俳優座公演。

俳優座‘らしい’




表参道に座る、メロンパン。

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その正体は、マクドナルドの宣伝でした。

メロンパンも売り始めたんですね。


ハンバーガーは、マクドナルドらしいですが、メロンパンは?

やがて、‘メロンパンと言えばマクドナルド’となるのでしょうか。


流れゆく時間の中で、

今の時代らしい。

マクドナルドらしい。

俳優座らしい。

内田夕夜らしい。

自分らしい。


‘自分’って?


難しいですね。



ではまた。
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